Take your Time,Take your Life

クラシックギター、ソロギター、カメラ、音楽、映画がすきです。

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Born in The '60s

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60年代に生まれた人の影響が大きいな、と最近ふとした折に感じます。父親でも母親でも無く、同年代でもなく、年の離れたアニキたち、あるいはアネゴたち。干支で言うと一回り上の人々。還暦のチョイ手前のアラ還世代というか。

取引先や大好きなミュージシャンでも、この世代の人々は言ってみれば「酸いも甘いも味わって来た世代」。バブル世代といえばバブル世代だが、諭吉をちらつかせてタクシーを止めていたタイプの人でもない(ホントにそんな人いたのか?)。

社内政治に巻き込まれて、「じゃあそういことなら俺は独立させてもらうよ」と20年働いた職場を後にする人。数十人の従業員を抱えながら、やむなく会社を閉じてしまった人。ずっとオモテ舞台にでることなく実直にプロフェッショナルとしての道を究めて、今日に至って脚光を浴びるようになった人…。

 

打ち合わせや飲み会などでそういった方々の話を聞くと、ひとことひとことに重みがあります。魂が入っているというか、血が通っているというか。

昨今の若い起業家や、インフルエンサーとは対極に位置する人々かもしれない…。それでもなんだか、人として、仕事をする人間として当たり前のことを言っている言葉になんだか重みを感じざるを得ないのです。

「知に働けば角が立つ,情に棹させば流される」まさにこのことを体現してる方々にお会いして、その一言に耳を傾けると、ある種ステレオタイプな言葉も箴言として聞こえてくるのです。

あるいはそれは関係性のもたらすマジックかもしれない。でもそういったマジックが起こりうる状況は、マジックが起こらない状況よりも何か創造的な、あるいは生産的な気がしてしまう。

これは音楽などでも顕著で、同世代のミュージシャンよりも10歳くらい上のミュージシャンい惹かれるのって割とあることではないかと思います。僕の例でいえば、コレクターズやピーズ、あるいはエレカシ

あの永遠に続くかと思われたアドレッセンスのちょっと先を生きていた世代。さきほどアニキ、アネゴたちと書いたけれど、ひょっとしたらもう少し上の世代。両親と兄弟のちょうど間くらいの人々。

こういった人々を直接的であれ、間接的であれ、ある種のメンターとして持てることは、実はとんでもない僥倖なのではないかと時々思うのです。

このことをうまく言える言葉が欲しいです。「干支ひとまわり上リスペクト」的な。