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ナゾのフィルムを現像 ARISTA 400(Ferrania 400)

6月ごろにカメラ仲間と小向マーケットに写真を取りに行く途中にたまプラーザにある「チャンプカメラ」に寄ったおり、期限切れのばら売りフィルムコーナーのなかに見たこともないフィルムを発見しました。

「ARISTA 400」という35㎜の12枚撮りのカラーネガフィルムで、たしか400円くらいだったので「まあこの枚数ならすぐに撮り終わるし、そんなにバカ高いわけでもないし」と購入していたのでした。

 

 

小向マーケットにいったらすぐに12枚を撮りつくそうと思っていたのですが、その日はちょっと前に買った「Cinestill 50」を試してみたくて、買ったばかりの「ARISTA 400」はカメラバッグのポケットにしまわれたのでした。(下記は小向マーケットに行った時の記事です)

 


夏がやってきて装填の日を迎えたのですが、仕事が忙しくなってしまって写真から遠のいてしまい、件のフィルムはカメラの中で秋をこえ、ようやく撮り終えたのは枯葉も舞うころになってからのことでした。

現像はC-41で大丈夫と聞いていた気がするので、あまりこだわらずいつもと同じビックカメラに現像を依頼したのですが、対応してくれた店員さんも「ネットにも情報が無いですし、よくわからないですね」と困り顔。店舗での現像は難しそうなのでラボに回しますとの返答でした。

 

そして以下が上がってきたものです。(一部感光してしまってました)

 

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(すべてLeica M4,Summarit 50mm/f1.5)

 

あまりに長くほったらかしていて、フィルムのISOを完全に忘れていたのもあり、露出がテキトーですが、かなりザラザラしてるなーといった印象です。


改めてフィルムを見てみると、パーフォレーションの表記には「Ferrania 400 87-7」とありました。「Ferrania?」と思って調べてみたところ、あの「Solaris」を出していたところでした。

Wikipediaによると、Ferrania(フェッラ―ニア)社は北イタリアのリグリア州にあったカメラ・フィルムメーカーで、創業は1923年。1940年代から50年代には多くのイタリア映画の撮影に使われていたそうです。

イタリア映画があれだけ盛んだったのだから国産フィルムがあって当然なのでしょうが、こんな歴史あるメーカーだったんですねー。(そういや三脚のマンフロットもイタリアの会社でした)

 

www.filmferrania.it

 

いちおうサイトは存在していて、未確認ですがショップらしきものもあるようです。フェッラーニア社は60年代には買収され、その後も何度かいろんな資本のもとで紆余曲折があったようでした。

1999年以降に「Ferrania Solaris」シリーズとしてフィルムが販売されるようになったようですが、こちらも2007年には生産終了。4年前にkickstarterで32万ドルを集めて復刻フィルムを作った形跡もありました。Solarisシリーズと今回現像に出したフィルムが同一のものかどうかは分かりません。

チャンプカメラのブログによると、ロサンゼルスの写真屋さん「Freestyle」がこのフェッラーニアのフィルムをオリジナルブランドの「ARISTA」として販売しているようでした。FerraniaのフィルムはLomographyの中身にも使われていることもあるらしく、いろんなパッケージを着せられ、ラベルを変えられて販売されているようです。

フィルムのブランド名が変わって売り続けられるのは「カメラ業界あるある」のような気もしますが、もはやすべてが「絶滅危惧種」といいってもいいフィルムたち、一日でも長く生産が続いてほしいものです。

ちなみにこの「ARISTA 400」は12枚撮りとの表記でしたが17枚撮れました。このへんの大雑把さも続いて欲しいものです。